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漆黒のヴィランズはオンラインゲーマーへの答えだった

※漆黒のヴィランズ 5.3までのネタバレを含みます。

漆黒のヴィランズは、まるで我々オンラインゲーマーへの"答え"だった。

オンラインゲームをプレイしていると、ふとした瞬間に思う『自分はなにをやっているのだろう』『サービスが終了した時に残るものなどないのに』そんな問いに、ひとつの回答を示してくれたように思う。


■光の戦士

我々プレイヤーの分身たる光の戦士は、原初世界から第一世界へ召喚される。

1

今までプレイしていたオンラインゲームが終わり、新たな冒険の世界へ飛び込むがごとく。

未知の世界は眩しく輝いて、期待と興奮に胸が躍る。

2

同時に考えるのは、再び始まるクエストというお使いの日々だ。

些末な出来事から始まり世界の命運を左右する展開になるだろうと予想がつく。

いつもの事だ。

だが、そのいつもの事の果てに水晶公は言う。

3

"自分には何の見返りもないと知りながら、他人の幸せのために心血を注ぐのは、簡単なことじゃない。
ましてや、誰もが明日をも知れぬ身の、混沌とした世においては……。
こんな計画が形になったのにも、偶然ではない、理由がある。
……(彼・彼女)だよ。
あの英雄の冒険譚が、人々を繋いでいたんだ。
どんな絶望の底にいても、立ち上がった人がいた。
終わりないはずの戦いに、終止符を打った人がいた……。
嘘みたいにまっすぐと、あの英雄は進んでいく。
その歩みは、語れば勇気に、聞けば希望になる物語として、絶望の時代のそこかしこで輝いていた。
ときには、亡国の歴史に、かけがえのない盟友として刻まれていた。
またあるときは、ぼろぼろになった手記の写しに、その冒険が綴られていた。
つらい夜を越えるために、その物語を語り継いできた人々もいた。
第八霊災の阻止に賛同した人の多くが、言っていた。
あの英雄のために、自分ができることがあるなんて上等だ、と。
遠くの星だったはずの(彼・彼女)に、想いが届けられるなら、みんなでこう言ってやろうじゃないかと。
あなたという英雄の遺した足跡は、死してなお、人の希望であったのだ……と。"


4

今まで歩んできた道に意味を見出してくれた瞬間だった。

オンラインゲームのストーリーに関して僕は、"次に進むためのただの工程"とまでの冷めた意見は持ってはいないが、ここまでプレイヤーのやってきた事に『頑張ってきた甲斐があった!』と思わせてくれた事はなかった。

心なしか自分のアバターが誇らしげに見えた。


■暁の面々

彼らはかつて同じ世界で冒険していた仲間たちだ。

5

未知なる新しい世界に戸惑う僕に、先にこの世界に来ていた彼らは色々と教えてくれる。

細かな状況説明や知名度上げは、彼らがもう既に道を慣らしており面倒なことをすっ飛ばして『さあ、こっちへどうぞ』と導線に案内してくれる。

さながらこの世界におけるメンターといったところだ。

テンポの良い進行に、僕はまんまとこの世界を気に入ってしまうのだった。

オンラインゲームに誘ってくるフレンドは基本的に世話焼きで、そのゲームの魅力を語りまくり、気に入って貰うための努力を惜しまない。

そう、オンラインゲームは人との繋がりで出来ている。

『仲間がいれば、世界はもっと楽しくなる』暁の面々はそれを体現した存在に思う。


■アシエン

彼らはその世界のトッププレイヤーだ。

9

永く世界に君臨し、世界のすべてを知る者たちだ。

10

その圧倒的な力の前に我々一般プレイヤーはなすすべがなく蹂躙される。

11

傲慢で容赦がない。

しかしオンラインゲームにおいて不滅なる強者はない。

いずれ世代交代の時が来る。

その時に次世代に託し消えるエメトセルク戦う意味さえ見失っていたエリディブスの対比。

12

13

オンラインゲーマーが行き着く先に『あなたはエメトセルクかエリディブスか?』と問われているようであった。


■アルバート

14

アルバートはオンラインゲームを引退したプレイヤー像だ。

何らかの理由でオンラインゲームから離れた彼は、あくまで傍観者として僕に語り掛ける。

『その世界は美しいか』

『辛くはないのか』

『まだ進むのか』


自分がいなくなったあとの世界が気になって仕方ないといった様子がなんとも哀しく痛々しい。

かつて彼自身も愛したがもはや触れられぬ世界に、僕の目を通して何を思っているのか。

彼自身、まだ心の奥底でオンラインゲームへの熱が燻ぶっているのなら、彼の言葉を返してこう答えよう。

15

『冒険はどこまでだって続いている』と。



■水晶公

6

僕のフレンドたちを新しい世界に誘った張本人。

しかしその実は"かつて別の世界で冒険していた仲間"である。

もっと言えば"トラブルや休止期間があり疎遠になってしまったフレンド"だ。

そんな理由があり、いきなり本人を誘うのも恥ずかしいから僕のフレンドさんを誘ってその流れで…みたいなメンドクサイかつての仲間なのだ。

やがて自分の素性を明かすとき、散々もったいぶってこんな事を言い放つのだ。

7

8

言うのが遅い!

最初から『一緒に遊ぼう』と言えばいいのに。

そんな風にこじれにこじれてしまうのもまたオンラインゲームの趣であったりもする。


ホントにオンラインゲーム界隈はどうしようもなく偏屈でめんどくさくて面白いと思う。

■時代の終焉


オンラインゲーマーが誰でも経験するであろう、愛した世界が終わりを告げ仲間たちそれぞれがそれぞれの世界へ旅立っていく時。

たとえ世界に隔たりがあろうとも、かの世界での絆は細くとも今も繋がり続けているのを実感する。

それを感じる時、水晶公としての彼の最後の言葉を思い出す。


長く 長く続く道
あなたはそこを 旅し続けている
ひとつひとつの冒険は 歩みを進めるほどに
過去になっていくだろう
そこで出会った人々の 声を 顔を
思い出せなくなる日が来たとして──
そんなときは これだけ 思い出してほしい
『どんなに遠くなろうとも
すべての冒険は 今日のあなたに続いている』

どれほどの苦難と 耐えがたい苦しみが襲ってこようとも
いつか覚えた喜びが 流した涙が 受けた祈りが
決してあなたを 独りにはしないだろう
──この記憶の最後に 私はそう願っている






僕もTwitterでDDONの呟きを見かけるたびに、そう願わずにはいられないのだ。

そしてアリゼーチャンが可愛い。
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saya

Saya Drakeです。

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ドグマ2(DDON2)まで放浪中。

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