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風雨来記4で旅に出る ※7/10追記

『怒零句小夜』どれいく さやは旅雑誌「ぐるり」のルポライターである。
この夏、岐阜新聞が主催する岐阜をテーマにしたメディア対抗記事コンペ「濃飛清流コンペティション(のひコン)」にエントリーするため愛車のMT-10 SPで現在中央自動車道を疾走中だ。

岐阜か…行ったことないんだよなぁ、そんなことを漠然と考える。

深緑の景色が近づいてくる…二輪の免許も持ってないし、ついでに言うならインドア派ゲーマーなんだよなぁ…。

冒頭から意味不明だが要約すると『風雨来記4というゲームを買った』である。

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この風雨来記というゲームシリーズはまったくの初見であり、冒頭の説明のようにバイクに乗って取材して記事を書くという陽キャ感あふれるゲームで、まるで陰の申し子であるサヤには絶対に向かなそうなものだが、なぜかPV見た時から気になってしまって発売日に即買いしたのだ。

なんと言っても移動シーンが凄い。
実写の動画なのだがもうそれだけでツーリング気分を味わえる!
再度言うが、二輪免許は持ってないしツーリングもしたことはない。

そして最大の特徴として走行中360度カメラを回せるのだ。
街道沿いの河川を眺めるもヨシ、頭上の燦々と輝く太陽を見るもヨシ、現実では脇見運転なんてもちろんダメだがゲームなのでヨシッ!

そして風の向くまま気の向くままに岐阜の名所を訪れ記事になりそうなネタを探し写真を撮る、それが1日のルーチンワークである。

旅アドベンチャーと銘打っているので当然ヒロインが存在する(?)

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やはり旅に出会いは必要である、そして徐々に距離が縮まりあれやこれやとなるはずである。

数々の恋愛アドベンチャーをこなし選択肢から好感度を読み取れる特殊能力を得た私には分かる。

そんな私がまずチェックするのは地図のサーチだ。

やはり…あった、『下呂温泉』、これだ。

ムフフなイベントスポットであることは確実である。

私は自由行動開始直ぐに下呂温泉を目指した、その速度は東海道新幹線を遥かに超えていたと言う…

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…結局何も起こらなかった訳だが。

それはそうだ、序盤でそんなイベントは起こらない。

起こるとすれば中盤以降、好感度が上がりなんか良い感じになってきたところで主人公がやらかして嫌われた…と思ったけどなんか満更でもない!?みたいなアレだ。

序盤から起こるとすればそれはちょっとアレなジャンルのゲームだ。

このゲームは健全な旅アドベンチャーなのだ。

冷静になれ、私。

キャンプ場でコーヒーを淹れながら私は心を落ち着かせた。

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心を入れ替えた私は次の日からゆっくりと気ままな旅を心掛けた。

するとどうだろう、このゲームの本質が見えてきた気がするのだ。

このゲーム、いやこの旅は『偶然』を楽しむものなのだ。

ふとした瞬間に偶然触れる岐阜の歴史、偶然通りかかった街道で発見した隠れた絶景、観光スポットで偶然の出会い。

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旅に必然はなく、偶然の出来事が思い出になり、またその胸の高鳴りを求めて人は旅に出るのだろう。

それを私は巧く言葉に出来ない、けれど記事に写真に想いを込めて投稿しようと思う。

夏の岐阜、空は高く青い。

私は相棒のキーを回し走り出した。

そろそろ必然的に起こるであろうイベントを求めて再度下呂温泉へ…


<7/10追記>

と、楽しかったのはこの辺までで1周目を終えて感想

まず第一に雰囲気ゲームであり、驚くような出来事やインパクトがある建造物、ヒロインとのラブストーリーなんかを期待していた私のような人は止めておいたほうが良いと言っておく。

純粋に岐阜を旅するという雰囲気を楽しむことができるかどうかが鍵だろう。


①ドライビングモード



実写の動画により自動運転で進む。運転中は景色を360度見渡せ、プレイヤーは交差点でどちらに行くかの選択をするのみ。

例えばスピードを上げてかっ飛ばしたいとかそういう操作はない、これが良いか悪いかは人によると思う。

取材場所が岐阜という土地柄もあり、最初は新鮮だった緑豊かな景色も似たり寄ったりで段々と飽きてくる。

システム上仕方ないとはいえ、同じ道を何度も走る、動画も同じ、天候が変わったり時刻が変わったりという要素もない。

景色に飽きたら終わりだ。

中盤から私はスキップやファストトラベルを使った。


②探索スポット

記事のネタにする為の探索スポットはそれなりに多い。

歴史や由来なんかが好きな人はテキスト読んでいるだけで郷土資料館のように楽しめると思う。

これも土地柄、戦場跡、城跡、石碑、公園など。かなり場所は違えど分類は同じスポットによく遭遇する。

これらのスポットが好きか嫌いかでこのゲームの評価はだいぶ割れると思う。

好きなら人ならば「良く調べてあるな、その由来は知らなかった」と感心するだろう。

嫌いな人には「歴史の教科書みたいに退屈で長い似たり寄ったりのテキスト」でしかない。

私はもちろん後者であり、嫁に「なんでこのゲーム買ったん?」と言われる始末だ。

だいたい中盤ぐらいで一通りのスポットには回れると思う。

しかしプレイヤーの行動にはスタミナのようなものがあり、好きなところに好きなだけといった事はできない、一日の行動には限度がある。

遠くへ行こうとするほどスタミナが大量に減るので、「今日は関が原から下呂温泉いって最後は飛騨でしめるぜ!」なんてのは無理なのだ。

流し運転で目に付いたところを回っていくか、目的地を決めて一気にそこまで行って集中的な探索を行うか、悩むところだ(これについては③ヒロインの項目でも触れたい)

アドベンチャーゲームは紙芝居と形容される、それは一枚絵とテキストで進行するからに他ならない。

このゲームも同じだが、私が気になったのは環境音の少なさだ。

例えば川の近くの水音や、夏の林のセミの鳴き声、山頂の城跡なら風の音、そんなちょっとした音でも画面から感じる雰囲気はだいぶ違うと思うのだがあまり力を入れていないようだった。

印象に残っているのはバイクで走行中のブーンだけだ。


③ヒロイン

この一人旅に花を添えるのが3人のヒロインである。

年齢も性格も個性豊かで凡庸なヒロイン像に若干のスパイスが効いてて良いと思った。

しかし…全然会えない。

1周目では彼女らの顔見せイベント後、ただの一度も遭遇することなくエンディングを迎えた。

私はこれといって偏った探索をしたつもりもなく、毎日場所を変えスタミナギリギリまでスポットを探索して回っていたにも関わらずこれだった。

一般的ないわゆるギャルゲーというものの基準では、イベント発生場所にわかりやすく☆マークがついているとか、「明日は一日中部活でプールかな~」とか、およそヒロインと遭遇できるであろうヒントは提示される。

しかしこのゲームにそんなものはない。あるにはあるがほとんどない。

彼女らとのイベントの為には行動範囲の限界があるにも関わらず暗中模索で進まなければならない。

広大な岐阜の大地を手探りでだ。

そんなシビアでリアルなボーイミーツガールを私はゲームに求めてはいない。


③周回要素

周回によって1周目で見つけた探索スポットは最初から解放されているものだと思っていたが、それはまったくなく、また最初から全て解放していかねばならないようだ。

2周目ならではの新しいエピソードなんかも特にないようで、スキップ出来る既読済みテキストが高速で流れていくのをただただ眺める。

周回ゲームだと(そういえば15日に夏祭りやってるとか聞いたの行きそびれたな今回は行ってみよう)なんていう1周目の反省を生かしたプレイもあるだろうがその辺も特にない。

というかイベントがないし、仮にあったとしても情報がまったく手に入らないので意味がない。

周回する意味としてはマルチエンディングなので良い記事を書きコンペ上位を目指すとかヒロイン攻略とかだと思うのだが…そのどちらも②③の理由で『攻略本でも見てやらないとやってられないな』と感じた。


以上が私の感想。

正直フルプライスにしてはボリューム不足感がある。
飽きさせないような突発的イベントやミニゲームなどがあっても良かったと思う。
最初に書いたように、純粋に岐阜を旅するという雰囲気を楽しむことが出来るかどうか、それが出来る自信がある人のみ購入をお勧めする。
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さや

Saya Drakeです。

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